研究課題/領域番号 |
16K04842
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 文教大学 |
研究代表者 |
成田 奈緒子 文教大学, 教育学部, 教授 (40306189)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 自閉症スペクトラム / 分離度 / 前頭葉 / NIRS / スイッチングタスク / 近赤外線酸素モニター / ペアレンティング / 発達障害 / 情緒障害 / 前頭葉機能 |
研究成果の概要 |
自閉症スペクトラム(ASD)の補助診断システムとそれを用いた訓練システムの開発を目指し、近赤外線酸素モニターを用いた前頭葉血流分析によるスイッチングタスク施行中のWS(重み付分離度)の測定をおこなうと同時に、1年にわたる親子介入支援を行った。その結果、WSは定型発達群(n=14)で1.34+/-2.11、発達障害群(n=12)で0.46+/-0.53と発達障害群で低値であったが有意差は認めなかった。一方で訓練の成果として、発達障害群でのストループテストの改善が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自閉症スペクトラム児者の特性や二次障害の原因となりうる先天的な脳機能の脆弱性を、前頭葉脳血流量測定を用いて検証し、生物学的な診断に用いることを目標とした。特に左側前頭葉での認知課題刺激に呼応した脳活動の切り替えの障害が特徴的であったが、確実な診断法にするためにはさらなる検証が必要である。一方、 発達期のASD児において、親子それぞれへの個別のペアレンティング介入支援は子のストループ課題に対する反応速度の平均的改善に効果的であった。今後は、さらに多角的な所見を比較することで、より効果を検証することが必要である。
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