研究課題/領域番号 |
16K04847
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
高橋 あつ子 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40508230)
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研究協力者 |
バーンズ 亀山 静子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 学びのユニバーサルデザイン / 多様なオプション / 学習方略 / 自己調整 / 実行機能 / 校内研修 / 校内研究 / 学びのエキススパート / 校内研修プログラム / 授業研究 / ルーブリック / 授業づくり / 多様性 / 特別支援教育 / 自己調整学習 / 協同学習 / 学校環境適応感尺度 / インクルーシブ / 認知特性 |
研究成果の概要 |
本研究は、UDL実践の推進のために、研修、授業研究の在り方を探り、もたらされる変容を検討することを目的とする。小中学校4校において研修、授業研究を重ね、教師と生徒に質問紙調査を行なった。 研修にはガイドラインの理解、学びの障壁の体験、授業作りが有用であった。授業研究は、次第に多様なオプションの提供が進み、学びの質を高めるためのゴール設定やルーブリック活用に発展していった。調査では78%の教師がUDLを有効ととらえ、97%が日常的に意識した実践をし、主体性、認知、メタ認知が進み、他の場面への転移、指導力向上をあげていた。生徒の質問紙として「学びのエキスパート尺度試行版」を作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学級には能力差があるだけではなく、子どもの学び方も多様であり、一斉指導には限界がある。「学びのユニバーサルデザイン(UDL)」は、個々の子どもが自分に合った学び方を選び、主体的に課題達成していく枠組みである。本研究では、研修でガイドラインを学び、授業研究を重ねることで、一斉指導になれた40人集団の日本でも実践できることが示された。授業実践を通して教師たちのオプションの提供の仕方も熟達し、ル-ブリック評価も進んだ。UDL実践によって、何より子どもの主体性が高まり、認知、メタ認知が進み、教師の指導力も高まったことが確かめられた。
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