研究課題/領域番号 |
16K04857
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所 (2018) 名古屋女子大学短期大学部 (2016-2017) |
研究代表者 |
幸 順子 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 教育福祉学部, 客員研究者 (20250251)
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研究分担者 |
竹澤 大史 和歌山大学, 教育学部, 講師 (80393130)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 発達障害児 / 育児支援 / ピア・グループサポート / 児童期・思春期課題 / 追跡研究 / 相互支援 / 当事者主体 / 対話 / 発達障害 / 育児 / 共生社会 / インクルージョン |
研究成果の概要 |
本研究では、発達障害児の保護者(母親)によるピア・グループサポート実践における対話の検討を通して、児童期から思春期に特有の子育ての課題(親離れ・子離れ、障害の告知など)と支援のニーズ(学業の問題、仲間関係、不登校など)があることを見出した。 また、発達障害児の子育てにおける保護者主体の継続的地域育児支援の意義と、ピア・グループサポートにおける専門家の役割を考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発達障害児の保護者支援は、育児スキルを専門家から学ぶペアレント・トレーニングなどの考え方が大きな影響力を持ってきた。しかしながら、本研究の15年に渡る継続的なピア・グループサポートへの追跡的参加・支援により、育児は親子集団という社会的関係の中で学び合い現実に直面し悩み考える中で育ち合うものであり、保護者が子どもや子育てのあり方について現実の中で主体的に考えることが大切であることが明確になってきた。また支援者(専門家)には、保護者が主体者として自己決定していけるよう、継続的に保護者と共に考える姿勢が求められることが示唆された。
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