研究課題/領域番号 |
16K04859
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所 |
研究代表者 |
牧野 泰美 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, 研修事業部, 上席総括研究員 (80249945)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 吃音 / レジリエンス / 自己肯定感 / 通級指導教室 / ことばの教室 / 指導内容 / 指導方法 / 言語障害教育 / 通級による指導 |
研究成果の概要 |
本研究では、吃音のある子どものレジリエンス(精神的な回復力、立ち直る力)とその向上に関する知見として、レジリエンスは、人間関係、主体性、ユーモア、創造性、コミュニケーション等により構築されること、吃音問題との関連としては、折り合い、仲間、客観視、気持ちの解放、笑い、感情の対処、他者信頼等が重要な要素であること、子ども自身が吃音を対象化できること等の重要性が整理された。 上記の観点を踏まえた指導・支援として、子どもと教師が対等に対話を進め、吃音について語ることができる実践内容・方法を検討・提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
吃音の原因は未解明であり、確実な改善方法が確立されていない中では、治療を目的とした研究ばかりでなく、症状の改善が困難な場合も見据えて、吃音を抱えながらもいかに暮らしにくさを払拭していくかといった観点からの研究も重要な意味を持つ。 本研究は、吃音のある子どもが、日常生活の中で精神的に落ち込んだとしても、回復力、立ち直り力、すなわちレジリエンスによって対応できると考えられることから、吃音のある子どものレジリエンスを高めるための視点と指導・支援の在り方を検討・整理し、教育実践に資するものである。
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