研究課題/領域番号 |
16K04885
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ナノ材料化学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
齊藤 健二 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (60397669)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | MoP / Oriented Aggregation / 水素生成用電極触媒 / リン化モリブデン / 液相成長 / 水素生成電極触媒 / 遷移金属リン化物 / 非古典的成長機構 / 電気化学的水素生成触媒 |
研究成果の概要 |
本研究課題は、水素生成のための電極触媒として優れた性能を示すことが知られているリン化モリブデン(MoP)を、微結晶同士の融合で進行する非古典的な機構(Oriented Aggregation、OA)により液相成長させるための技術開発を行うことを目的とした。反応物や合成前駆体をスクリーニングし、最終的にMoPが液相合成できることを見いだした。本法で得られたMoPの粒子サイズは200 nm前後となり、固相法で得たもの(10 μm程度)よりも格段に小さくなった。MoPの示した電気化学的水素生成反応における過電圧は、固相法で作製したものよりも小さい値を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非古典的結晶化機構の理解および意図的に引き起こすための技術開発は、大変注目されている課題である(Raju, M. et al., Nano Lett. 2014, 14, 1836-1842.)。先行研究結果を基に、本機構の鍵とされる「仮説を実証」するため、非古典的結晶化による合成の前例がない金属リン化物、特にMoP合成に取り組む試みであり、科学技術のさらなる発展に必要な研究であると考えられる。
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