研究課題/領域番号 |
16K04887
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ナノ材料化学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
酒井 俊郎 信州大学, 学術研究院工学系, 准教授 (30468706)
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連携研究者 |
岡田 友彦 信州大学, 学術研究院工学系, 准教授 (30386552)
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研究協力者 |
アレキサンドリディス パスハリス
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 金属中空微粒子 / PEO-PPOブロックコポリマー / バブル / 核粒子フリー / 金ナノ粒子 / バブル長寿命化 / フッ素系界面活性剤 / フッ化炭素ガス / 金中空微粒子 / PEO-PPOブロックコポリマー / 自己形成 / 塩化金イオン還元 / フッ素系ガスバブル / PEO-PPOブロックブロックコポリマー / 空気バブル / バブル安定性 / PEO-PPOブロック共重合体 / 超音波ホモジナイザー / 安定性 / 界面活性剤 / 吸着 / ナノ材料 / 触媒 / 両親媒性高分子 |
研究成果の概要 |
本研究では、ポリエチレンオキシド(PEO)‐プロピレンオキシド(PPO)ブロックコポリマーの金属イオン還元能・界面活性能とバブルを組み合わせて、水中での核粒子フリー金中空微粒子作製技術の開発に取り組んだ。その結果、PEO-PPOブロックコポリマー単体では金中空微粒子は形成せず、フッ素系界面活性剤を混合することにより金中空微粒子が形成することが明らかとなった。さらに、PEO-PPOブロックコポリマー/フッ素系界面活性剤混合水溶液にフッ化炭素ガスを導入することにより金中空微粒子を安定的に作製できることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
金属中空微粒子は、外表面・内表面を有していることから、触媒性能の向上や特異的な光学特性(表面増強ラマン散乱など)が期待されている。さらに、金ナノ粒子がカプセル状に集積した金中空微粒子は、近赤外領域に吸収帯を有することから温熱療法への活用が期待されている。また、バブルは音響効果を利用した超音波造影剤や薬物送達システム(DDS)などの医療分野での活用が期待される。バブルを利用した“核粒子フリー”金属中空微粒子の製造技術は種々の材料への展開が可能であり、簡便かつ低環境負荷技術として今後の発展が期待される。
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