研究課題/領域番号 |
16K04910
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ナノバイオサイエンス
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
宮西 伸光 東洋大学, 食環境科学部, 教授 (80372720)
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研究分担者 |
根建 拓 東洋大学, 生命科学部, 教授 (50375200)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 相互作用 / ガレクチン / バイオセンサ / リガンド / 生活習慣 / 固定化技術 / AGEs / Galectin 3 |
研究成果の概要 |
本研究では、生活習慣病による運動機能障害の克服をめざした、ガレクチンネットワークを基盤とする運動機能障害の解明と生活習慣のリスク診断が可能なバイオチップの開発とその応用を行い、以下の研究成果を得た。 本研究で構築したバイオセンサチップを用いて様々なガレクチンとAGE群との親和性解析を試みた結果、同一のAGEに対し、ガレクチンの種類によってその親和性が大きく異なっている事が明らかとなった。また、ガレクチン群の相互作用パターンの違いにより、生活習慣病予備群、初期-中期の生活習慣病、中度-高度の生活習慣病あるいは高い合併症併発の高リスク患者の3系統の症状の進行について診断できる事が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ガレクチンファミリーは細胞の恒常性維持や免疫系疾患と深く関与している事が知られているが、本研究では各種AGEに対するガレクチンファミリーの全体の挙動をモニタリングし、生体内のAGE発生機序と生活習慣病とを関連付けることで生活習慣病の発症リスクやその種類、合併症併発のリスク診断に適応できることを初めて示す事ができ、生活習慣病予備群、初期-中期の生活習慣病、中度-高度の生活習慣病あるいは高い合併症併発の高リスク患者の3系統の症状の進行について診断できる事が明らかとなった。合併症として誘発される神経障害や運動機能障害などの発症リスクモニタリング、生活習慣モニタリングが可能となった。
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