研究課題/領域番号 |
16K04913
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ナノマイクロシステム
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
茂木 巖 東北大学, 金属材料研究所, 助教 (50210084)
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研究協力者 |
青柿 良一
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | マイクロ渦流 / キラリティ / 磁気電気化学 / 磁気流体力学 / アミノ酸 / 対称性の破れ / 触媒・化学プロセス / 流体工学 / 分子認識 |
研究成果の概要 |
研究代表者は以前,磁場を印加しながら電析を行う磁気電析という手法で,金属の電析膜にキラル界面が生成することを発見した.本研究ではローレンツ力により励起されるマイクロMHD(電磁流体)渦流の自己組織化状態がキラル界面形成をもたらすことを見出した.さらに,多様な磁気電析条件を創出することにより,キラル対称性が破れる条件を探索し,生体分子のホモキラリティの起源解明の新たな可能性を提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
鉱物の結晶成長や溶解過程で生じる界面のキラリティは,生命の起源,ホモキラリティなどと深く関わる極めて重要な研究テーマである.本研究で解明することができたキラル界面形成のメカニズムは,アミノ酸生成のための反応場が鉱物界面であることを強く示唆するものである.さらに,鉱物界面へのイオンの特異吸着などによるキラル対称性の破れは,アミノ酸のホモキラリティの起源に迫る極めて重要な発見と言える.
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