研究課題/領域番号 |
16K04938
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用物性
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研究機関 | 日本文理大学 |
研究代表者 |
市田 秀樹 日本文理大学, 工学部, 特任准教授 (50379129)
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研究分担者 |
金 大貴 大阪市立大学, 大学院工学研究科, 教授 (00295685)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 半導体ナノ粒子 / 分光計測 / 発光ダイナミクス / 超短パルス / 多励起子形成 / 過渡吸収スペクトル |
研究成果の概要 |
本研究では,近年,カドミウムフリーの新材料の開発としてカドミウム系ナノ粒子に匹敵する高い量子効率を有し,可視光領域で高い吸収係数を有する物質として注目を浴びている,I-III-VI 族半導体ナノ粒子(CuInS2ナノ粒子)に着目し,その試料作製と励起状態ダイナミクスについての研究を行った.試料作製の面においては,量子効率が30%に達するCuInS2ナノ粒子の作製に成功した.また,その時間分解発光スペクトルを極低温領域で計測し,その発光の起源がドナーアクセプタペア発光であることを見出した.また,光源開発においては,Ybファイバレーザーをコアとした白色光レーザーを開発した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
半導体ナノ粒子は,量子サイズ効果によってバルク結晶とは異なる光学特性を示すことから,新しい光機能性材料として注目されており,その中でもカドミウムフリーの新材料として,I-III-VI 族半導体ナノ粒子が着目されている,本研究は,このI-III-VI 族半導体ナノ粒子の中のCuInS2ナノ粒子において,非常に高い量子効率を有する試料の作製に成功し,その光学特性を明らかにし,新しい光機能性材料への応用に向けた知見を得た.
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