研究課題/領域番号 |
16K04975
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
光工学・光量子科学
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
張本 鉄雄 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (80273035)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 非線形光学効果 / 第二高調波発生 / 第四高調波発生 / 径偏光レーザービーム / 径偏光ビーム発生 / ドーナツビーム発生 / 応用光学・量子光工学 / 高性能レーザー / ベクトルビーム |
研究成果の概要 |
エルミートガウシアンビームに対応する第二高調波発生に関する非線形波動方程式の数値計算コードに偏光回転をベクトル量に対応させると同時に、ベクトルビームの空間分布と偏光分布及び方位方向の位相分布を新たに加えた。複雑な偏光状態のベクトルビームを 用いた非線形光学の理論及び数値解析に必要な基礎的な数値解析手段を確立できた。また、二つのマイケルソン干渉計を同一の光学系で立体的に構成したヤング・ツインマイケルソン干渉計を考案し、レーザービーム波面の安定した計測の可能性を検証する実験では、ツイン型マイケルソン干渉計で計測精度として1nm以下の安定した波面計測は可能になった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、サイクルボーティクス・ベクトルビームの高出力化及び短波長化の理論解析法・光学設計法・基礎実験データベース化を確立することで、今後の国内外における類似の実験研究に指針的な基礎データを提供することも図るものである。本研究は、レーザープラズマ相互作用を中心とする高強度レーザー光科学の研究に必要とする新たなレーザー光源の開発に貢献できるものだと考え、また材料のナノ加工への応用にも期待できることから学術的な意義のみならず産業化への波及効果にも期待できる。
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