研究課題/領域番号 |
16K05001
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用物理学一般
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研究機関 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 (2017-2018) 東京大学 (2016) |
研究代表者 |
金 鮮美 国立研究開発法人情報通信研究機構, 未来ICT研究所フロンティア創造総合研究室, 研究員 (90585697)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | センサー / 量子効率 / 量子井戸 / プラズモニックアンテナ / テラヘルツ / 赤外材料・素子 / 表面プラズモン / サブバンド間遷移 / 高感度光検出 / テラヘルツ/赤外材料・素子 / マイクロ・ナノデバイス / 光物性 |
研究成果の概要 |
本研究では、超高感度 THz 検出素子(CSIP と呼ばれる電荷敏感型赤外検出器)における特異な量子井戸構造に着目し、ナノ Gap を含む金属のナノ・マイクロ構造を CSIP に導入し、量子効率に資するプラズモン効果を研究し量子効率を26%まで向上させた。さらに量子効率向上だけではなく、プラズモニックアンテナ構造による選択的な光検出およびゲートバイアスによる検出波長 Tuning への可能性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ナノ Gap を含む金属ナノ構造でのプラズモン研究は高感度計測への応用が世界中で検討されている中、CSIP 素子の検出波長領域でも有る10 μm~50 μm 領域では研究が少ないため、本研究では、これを CSIP に導入することによって、この波長領域でのプラズモン特性の理解を深めると共に CSIP の量子効率向上に大きな進展をもたらした。さらに、基礎物理 のみならず、物理、バイオ、天文など広範な分野へ適用可能な計測法が提供されるため、学術的・ 産業的に非常に有意義である。
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