研究課題/領域番号 |
16K05003
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用物理学一般
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
小柴 康子 神戸大学, 工学研究科, 助手 (70243326)
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研究分担者 |
石田 謙司 神戸大学, 工学研究科, 教授 (20303860)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 有機半導体 / ナノロッド / pn接合 / 化学気相成長法 / 真空蒸着法 / 有機薄膜太陽電池 / pn接合 / 光電変換特性 / 太陽電池 / n型有機半導体 |
研究成果の概要 |
有機薄膜太陽電池の効率向上に向けて、p型有機半導体とn型有機半導体が接合したナノロッドの作製を目指した。有機半導体としてフタロシアニン(Pc)化合物に注目し、p型のPcナノロッドを実装した有機薄膜太陽電池では、通常の構造と比較してエネルギー変換効率が向上した。化学気相成長法によりp型のPc薄膜上にn型のPcのロッドを作製することを試みた。薄膜作製条件(基板温度、基板の表面エネルギー)を詳細に検討することにより真空蒸着法で基板に垂直方向に成長する直径数10ナノメートル(nm)のpn接合ナノロッドを作製することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
再生可能エネルギーに対する関心は高まり様々な研究が行われている。本研究では、光電変換材料として有機半導体を用い有機半導体薄膜構造に注目して研究を行った。真空蒸着法を用いて、基板温度と基板の表面エネルギーを最適化することで基板と垂直方向に直径数10nmのサイズの有機半導体のナノロッドを作製することができた。このサイズとナノロッドの成長方向は有機半導体を用いた有機薄膜太陽電池の光電変換効率向上に有利であると考えられ、有機薄膜太陽電池の効率向上に繋がる成果を得ることができた。
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