研究課題/領域番号 |
16K05041
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
土井 祐介 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (10403172)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 非線形局在モード / 非線形格子 / 振動モード / 格子振動 / 非線形格子力学 / 分子動力学 / 離散ブリーザー / 数理物理 |
研究成果の概要 |
非線形格子モデルにおいて出現する非線形局在モード(Intrinsic Localized Mode, ILM)の励起手法および移動特性の支配因子の理解を目指して、非線形力学および数値シミュレーションによるILM励起過程のシミューレーションをおよび数理モデルと原子モデルの動力学シミュレーションによるILMの移動特性の解析を実施した。その結果、ILMの移動特性を向上させる格子モデルの構築方法及びその評価指標の提案を行った。またパルス連続入射によるILMの励起過程についての基礎的知見が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ILMは幅広い非線形格子モデルでその存在が示されており結晶格子やマイクロ・ナノ構造物における振動モードとしてエネルギー局在を引き金とした現象の理解、またエネルギー局在を利用したプロセスの構築に役立つことが期待される。本研究はこれらの目的のために必要であるILMの励起方法および良い移動性に着目して解析を行い、格子モデルの設計パラメータの決定手法についての提案を行った。これにより、これまでほとんど検討されていないILMを積極的に利用する機構・メカニズムの設計に向けた手法の理解が進展すると期待される。
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