研究課題/領域番号 |
16K05305
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 国立天文台 |
研究代表者 |
河野 裕介 国立天文台, 水沢VLBI観測所, 助教 (00370106)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | VLBI / 電波干渉計 / 気球 |
研究成果の概要 |
成層圏に電波望遠鏡を気球で打ち上げ世界初の成層圏電波干渉計を実現する。このミッションは大気の影響を受けない新たな天文学研究のサイトを切り拓き、ブラックホールシャドウの直接撮像を目指す将来のサブミリ波/テラヘルツ帯干渉計を見据える。 本研究は電波干渉計に必要な技術課題の中でフライト実証が必要な技術課題を克服するために世界で初めての成層圏気球VLBI観測を行う。本研究において国内の放球場で3度のフライトに挑戦したが、3回とも気象条件のためフライトはかなわなかった。しかしながらこの間地上試験を実施し、技術検証は進んだ。ゴンドラは放球場で待機状態であり、今後のフライトに備えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はブラックホール等の直接撮像を見据えた高分解能電波干渉計のフィールドとしての成層圏を切り拓く学術的意義があった。技術課題をフライト実証することを主とする研究は気象条件等により本期間中には実現できていないため、当初の主となる意義は果たされていないと考えている。しかし本研究は継続しており今後果たされると予想する。またシステム等を記述した学術論文はこれまで全くなかった成層圏での電波干渉計の可能性を示す学術的意義がある。また施設公開日などでの市民との対話を行い科学のすそ野を広げる社会的貢献を行った。
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