研究課題/領域番号 |
16K05328
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
加堂 大輔 慶應義塾大学, 自然科学研究教育センター(日吉), 訪問研究員 (90447219)
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研究協力者 |
杉野 文彦 岡山光量子科学研究所, 専門研究員 (60393419)
松浦 壮 慶應義塾大学, 商学部, 教授 (70392123)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 格子ゲージ理論 / 超対称性 / 格子超対称性 / グラディエントフロー法 / ゲージ重力対応 / テンソル繰り込み群 / AdS/CFT / ブラックホール / 格子理論 / 素粒子論 / 計算物理 / 宇宙物理 |
研究成果の概要 |
本研究では、スーパーコンピューターを用いた数値計算により、ゲージ重力対応を検証する方法論について研究した。特に、転送行列・テンソル繰り込み群を用いた計算手法の開発と実現を行った。また、4次元N=1SYM理論における超対称グラディエントフロー法の理論体系の整備、ならびに、2次元のN=2超対称ヤンミルズ理論におけるO(a)改良の手法の開発を行った。これらは、超対称ヤンミルズ理論を数値計算して、ゲージ重力双対性を検証する際の方法論として中心的な役割を果たす。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、重力の量子論的な性質を数値計算によって明らかにすることで、宇宙がどのようにして生まれたかという宇宙創成のメカニズムや初期宇宙の進化、ブラックホールのミクロな構造の理解といった、物理学上の難問にアプローチする。特に、超対称ヤンミルズ理論と呼ばれる重力の量子論的性質を説明できる理論をスーパーコンピューター上に実現する方法論を明らかにし、これにより日本が世界に先駆ける形で、物理学の新しい発展を実現する。
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