研究課題/領域番号 |
16K05342
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
中田 仁 千葉大学, 大学院理学研究院, 教授 (80221448)
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研究協力者 |
宮原 聡
月岡 遙
高橋 眞輝
高山 桂輔
鈴木 優香
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 平均場近似 / 軸対称変形 / テンソル力 / 3体スピン・軌道力 / 対相関 / 中性子ハロー / RPA / 対称エネルギー / 3体LS力 / 拘束条件付きHartree-Fock計算 / High-j軌道 / 準粒子RPA / 原子核の変形 / 平均場理論 / 南部・ゴールドストーンモード / 理論核物理 |
研究成果の概要 |
Zr領域の原子核は,中性子数と共に頻繁に形状が変化することが知られており,この形状変化を中心とするZr領域核の諸性質を適切に再現できるかどうかは核構造論の1つの試金石となり得る。主として自己無撞着な平均場計算を実行して,質量数80-110程度の範囲で実験的に知られているZr核の形状変化が半微視的核子間相互作用によりほぼ再現できることを示し,さらに質量数120程度までの形状変化を予言した。また,核子間のテンソル力がそれらの形状変化に果たす役割を調べた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
核子間相互作用のレベルからの原子核構造の微視的理解が深まり,自己無撞着平均場理論に基づく数値計算による今後の一層精密な記述の進展が期待できる。将来的には,中性子星の構造や超新星爆発・中性子星合体時の元素合成,また核分裂・核融合を含む地上の核反応に対するより信頼性の高い記述に繋がる可能性がある。
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