研究課題/領域番号 |
16K05362
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
前田 恵一 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (70199610)
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研究協力者 |
Barrow John Cambridge大, 教授
Gibbons Gary Cambridge大, 教授
Starobinsky Alexei Landau研, 教授
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 重力理論 / ダークエネルギー / 宇宙論 / インフレーション / 素粒子統一理論 / ダークマター |
研究成果の概要 |
一般相対性理論は多くの実験・観測により十分検証されているが、それにもかかわらずダークエネルギーなどの宇宙論最大の謎やミクロ・スケールでの重力の基本的問題などの解決のため新しい重力理論が次々と提唱されている。どの重力理論が本当に正しいかを判断するには、重力理論を個々に解析するより系統的な方法で検証するのがより適切であると考え、本研究では3つの系統的な手法(有効理論的アプローチ、基礎理論的アプローチ、一般相対論的アプローチ)を提案し、それらを有機的に組み合わせ、 宇宙の加速膨張の説明やインフレーションモデルの適否などの総合的な観点から様々な重力理論の検証を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
重力は非常に不思議な力で、ニュートン重力理論やアインシュタインの一般相対性理論は現代物理学を進展させる重要な鍵となった。宇宙論、ブラックホール、重力波というまったく新しい研究分野を開拓し、宇宙に関する知識も飛躍的に伸びた。このように重力の研究は、ことあるごとに物理学を大きく進化させてきたが、いままさに、力の統一や量子重力といった超ミクロの世界と広大な宇宙という超マクロの世界の両極端で人類は大きな謎に遭遇し、その答えの鍵としての重力が注目されている。本研究では3つの系統的な手法を提案し、その手法を有機的に組み合わせ,総合的な観点から様々な重力理論の検証を行う。
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