研究課題/領域番号 |
16K05371
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
コズロフ アレキサンドル 東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 特任助教 (30528063)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | Dark Matter / underground laboratory / NaI(Tl) detector / dark matter / Ionization Chamber / Radon Detector / Thermal Neutron Detector / neutron-flux variations / radon activity |
研究成果の概要 |
本研究課題は、地下深くの暗黒物質探索実験に影響を与える可能性のある周期的バックグラウンドとなる要因の直接測定を目的としたものだが、成功裏に完了した。 その目的を達成するために、いくつか粒子検出器を建設し、それらを神岡ニュートリノ実験施設に設置した。これらの検出器で、地下における熱中性子束と高速中性子束、およびラドンガスの活性度を1年間にわたり測定した。 取得した実験データにより、よく知られているDAMA / LIBRAコラボレーションが主張するダークマター観測結果に対して別の説明を与えることができるバックグラウンドについて調査・評価を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題研究により取得された実験データを使った結果は、学術誌に掲載発表された。 これらのデータは、私たちの宇宙の約25%を構成する暗黒物質の起源を理解するために役に立つ。また、これらの結果は新しい物理の探索を目的とした新規の地下実験の計画のためにも利用することができる。本課題研究の期間中、私たちは地元のエンジニアリング会社と協力し、検出器のコンポーネントの製造に必要なサポートを得て、検出器を建設した。大学と産業の間のこのような協力は、神岡のような継続的な人口減少が進む遠隔地でも最先端の研究を続けることを可能にする。
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