研究課題/領域番号 |
16K05373
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
吉越 貴紀 東京大学, 宇宙線研究所, 准教授 (30322366)
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研究分担者 |
大石 理子 東京大学, 宇宙線研究所, 助教 (10420233)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 宇宙線(実験) |
研究成果の概要 |
宇宙線物理学の長年の謎であるkneeの起源を、解像型大気チェレンコフ望遠鏡と呼ばれるガンマ線望遠鏡を用いた観測で解明することを試みた。超新星残骸が起源として最も有望な天体であると考えられているため、大天頂角観測法という効率的な観測手法を採用して、北半球の天文台から南天の超新星残骸を観測した。しかし、天候に恵まれない等の悪条件が重なり、起源の解明に迫る十分な観測データを蓄積することはできなかった。解明に近づけるため、今後も研究を継続する予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
宇宙線の起源は、宇宙線が発見されてから100年が経過した現在でも謎のままである。Kneeは宇宙線のエネルギースペクトルの1ペタ電子ボルト辺りに存在する特徴的な折れ曲がりであり、特に銀河系内宇宙線の起源の問題に密接にかかわるため、世界中の多くの研究者が様々な方法でその解明に取り組んでいる。これらの問題は宇宙線物理学において最も重要なものであり、解明された暁には、我々の銀河系および宇宙の理解が大きく前進すると考えている。
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