研究課題/領域番号 |
16K05378
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 愛知教育大学 |
研究代表者 |
児玉 康一 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (70211901)
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研究分担者 |
市村 雅一 弘前大学, 理工学研究科, 准教授 (20232415)
中村 光廣 名古屋大学, 未来材料・システム研究所, 教授 (90183889)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | エマルション / 原子核乾板 / アーカイブス / データ共有 / 宇宙線 / 加速器 / 気球実験 / データ公開 / デジタルアーカイブ / 宇宙線(実験) / 素粒子実験 |
研究成果の概要 |
過去・現在・未来の気球実験や加速器実験の原子核乾板を最新の自動飛跡読取装置により読み取り、記録されている全飛跡・全反応をデジタルデータ化し、共有する原子核乾板デジタルアーカイブス計画を進めた。我々が開発してきた原子核乾板飛跡読取装置(HTS)はそれが可能な能力を実現しつつある。この計画の最初の試みとして、日ロ共同気球実験RUNJOBの1997年フライトの全ての原子核乾板に対して、HTSでの原子核乾板飛跡情報の読み出しを完了することができた。また、得られたデータを使い、これまで不可能であった原子核乾板のいわゆるミニマムバイアス解析の試みを始め、加えて、大学院生や学部生の教育目的での活用も試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
原子核乾板はサブミクロンの3次元位置分解能を持つ素粒子検出器であり、タウニュートリノの研究などにおいて大きな役割を果たしてきたが、その解析は、顕微鏡を使う時間と手間のかかるものであった。我々はこの解析の自動化を進め、現行の装置HTSは、過去の加速器・気球実験での総乾板面積にほぼ匹敵する、年間読出し面積2000㎡に到達しつつある。これら過去の実験では、実際に読出した乾板面積は全体の1%に満たず、記録された膨大な飛跡情報のごく一部を活用したに過ぎない。本研究は、これら過去の実験の乾板に記録された全飛跡をHTSで読出し、原子核乾板のミニマムバイアス解析を行おうとする世界初の試みでもある。
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