研究課題/領域番号 |
16K05450
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
本山 岳 島根大学, 学術研究院理工学系, 准教授 (20360050)
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研究分担者 |
山口 明 兵庫県立大学, 物質理学研究科, 准教授 (10302639)
武藤 哲也 島根大学, 学術研究院理工学系, 准教授 (50312244)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 空間反転対称 / 点接合分光測定 / 電気磁気効果 / 空間反転対称性 / 物質探索 / 空間反転対称性の破れ / 空間反転対称性の欠如 / 超伝導 |
研究成果の概要 |
空間反転対称性など対称性が破れた系における超伝導の特異な性質を探索するため圧力下で測定可能な点接合分光測定を開発した。特異な性質を観測するには至らなかったが新しい実験手法によって超伝導ギャップの圧力依存性を明らかにすることが可能になった。空間反転対称が破れたサイトにある磁性元素の特異な性質を明らかにするため、磁性サイトにおいて空間反転対称性がない新しい三元化合物を複数個発見し、その一つにおいて奇パリティ多極子秩序の表れである電流誘起磁化の観測に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、発電材料やセンシングデバイス材料などの産業に応用可能な新規材料として、様々な対称性の破れを有した系に注目が集まっている。対称性が破れた系ではこれまで考慮されなかった様々な物理現象が期待されている。これらの新しい現象を観測する手段やそれらが期待できる新しい化合物の発見は、基礎研究から応用研究まで広くすそ野を広げることに貢献できる。
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