研究課題
基盤研究(C)
α型有機導体に対して、光照射により過渡的に電荷秩序を形成するには、電子移動を抑制する動的局在だけでなく、電子移動と競合関係にある電子間相互作用が重要なことを示した。κ型有機導体など二量体構造をもつものに対して、強い光照射で大きい電荷不均化を起こした後に、電子間相互作用により電荷振動が同期して誘導放出が起きることを、数値計算と解析計算から明らかにした。さらに、ハニカム格子上で量子スピン液体状態にある多軌道電子系において、円偏光により面直の磁化を形成することを数値計算と量子フロケ理論から明らかにした。
強い光をとても短い時間だけ物質に照射することで起きる変化を理論的に示した。そのうち空間反転対称性を破るもの(過渡的に電荷分極をつくるもの)と時間反転対称性を破るもの(過渡的に磁化をつくるもの)は実現している。用いたエネルギー(あるいは振動数)の光では直接的に電子を動かし、上述の巨視的変化はともに電子が隣の原子に移動する程度の時間内で超高速に起きている。このように、多数の電子を一斉にかつ直接的に操作する方法とその帰結を、量子多体理論から明らかにし、共同研究により実証した。
すべて 2022 2021 2020 2019 2018 2017 2016 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (16件) (うち国際共著 3件、 査読あり 16件、 オープンアクセス 9件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (52件) (うち国際学会 11件、 招待講演 4件) 備考 (2件)
Journal of the Physical Society of Japan
巻: 90 号: 4 ページ: 044713-044713
10.7566/jpsj.90.044713
40022539148
Physical Review B
巻: 104 号: 21 ページ: 214413-214413
10.1103/physrevb.104.214413
巻: 103 号: 10 ページ: 1-5
10.1103/physrevb.103.l100408
巻: 89 号: 8 ページ: 084701-084701
10.7566/jpsj.89.084701
210000158345
巻: 102 号: 7 ページ: 075118-075118
10.1103/physrevb.102.075118
130008151548
Nature Communications
巻: 11 号: 1 ページ: 4138-4138
10.1038/s41467-020-17776-3
Appl. Sci.
巻: 9 号: 1 ページ: 70-70
10.3390/app9010070
J. Phys. Soc. Jpn.
巻: 87 号: 4 ページ: 044708-044708
10.7566/jpsj.87.044708
210000134791
Nature Photonics
巻: 12 号: 8 ページ: 474-478
10.1038/s41566-018-0194-4
J. Phys. B: At. Mol. Opt. Phys.
巻: 51 号: 17 ページ: 174005-174005
10.1088/1361-6455/aad40a
巻: 87 号: 12 ページ: 124703-124703
10.7566/jpsj.87.124703
210000135045
Phys. Rev. B
巻: 97 号: 11
10.1103/physrevb.97.115105
巻: 95 号: 20
10.1103/physrevb.95.201105
巻: 86 号: 6 ページ: 064702-064702
10.7566/jpsj.86.064702
40021221748
巻: 86 号: 2 ページ: 024711-024711
10.7566/jpsj.86.024711
210000134272
Phisical Review B
巻: 93 号: 16
10.1103/physrevb.93.165126
http://www.phys.chuo-u.ac.jp/labs/yonemitsu/
https://researchers.chuo-u.ac.jp/Profiles/3/0000277/profile.html