研究課題/領域番号 |
16K05492
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
数理物理・物性基礎
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研究機関 | 慶應義塾大学 (2018) 東京大学 (2017) 分子科学研究所 (2016) |
研究代表者 |
鹿野 豊 慶應義塾大学, 理工学研究科(矢上), 特任准教授 (80634691)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 量子測定理論 / 量子トンネル効果 / 同一粒子 / 量子測定 / 励起子・ポラリトン凝縮 / 非平衡凝縮体 / 光物性 / 量子エレクトロニクス / トンネル効果 / 弱測定 / 光渦 / 量子光学 / 弱値 / 量子軌跡 / 量子ダイナミクス / 逐次測定 |
研究成果の概要 |
量子状態推定と弱測定の関係性を定量化し、量子トンネル効果の測定理論の構築に向けた足がかりとなる結果を得た。また、励起子・ポラリトン凝縮体に関して、凝縮体がボース・アインシュタイン凝縮体であるかを議論するために強励起状態の影響を考えた結果を得た。更には、量子トンネル効果に端を発した研究成果を飛躍させ、量子基礎理論における同一粒子性の問題を検証する理論を提唱した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は、量子トンネル効果と呼ばれている量子力学特有の現象における理論的解釈を深める結果に繋がり、量子現象を実験するという観点から、理論的解釈の妥当性を実験的に検証出来るためのスキームを提示することが出来る。量子トンネル効果がなければ、化学反応プロセスや星形成、宇宙生成に関してまで実験的な検証可能性まで含めた理論体系を構築することが出来ないと考えており、広範囲な科学分野に応用可能であると考えている。
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