研究課題/領域番号 |
16K05497
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
原子・分子・量子エレクトロニクス
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
越野 和樹 東京医科歯科大学, 教養部, 准教授 (90332311)
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研究協力者 |
中村 泰信
猪股 邦宏
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 量子状態操作 / マイクロ波量子光学 / 量子情報 / 超伝導回路QED / 着衣状態 / 量子ダイナミクス / 共振器QED / 量子光学 / 量子制御 / 量子計算 / 非相反素子 / 量子エレクトロニクス / 応用光学・量子光工学 / 量子コンピュータ |
研究成果の概要 |
空間的に離れた量子ビット間にゲート操作を行うことは,分散型量子計算において必須の要素技術である.本研究では,マイクロ波光子と超伝導人工原子の間で動作する,2量子ビットゲートを提案した.本ゲートは,ゲート動作が光子の反射により決定論的に完了する,人工原子に照射するドライブ光によりゲートの種類をその場制御できる,という特長を有する.この原子-光子ゲートを連続的に作用させることで,空間的に離れた超伝導人工原子の間に様々な2量子ゲートをかけることができる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超伝導人工原子は,量子コンピュータ実現の最有力候補と目されているが,多数の人工原子を一か所に集めた集積化回路を用いて行う方法が現在の主流であり,配線の複雑化やそれに伴う漏話(クロストーク)が避けられない.それに相補的なアイディアとして,空間的に離れた量子ビット間を量子力学的に接続する「分散型量子計算」が提案されている.本研究成果は,超伝導人工原子系で分散型量子計算を遂行するための具体的手法を明らかにしたものであり,超伝導量子計算の実現可能性を拡げるものである.
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