研究課題/領域番号 |
16K05507
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
根本 幸児 北海道大学, 理学研究院, 教授 (60202248)
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研究分担者 |
長谷川 雄央 茨城大学, 理工学研究科(理学野), 准教授 (10528425)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 相転移 / 感染症ダイナミクス / ネットワーク科学 / 数理生物学 / 統計物理学 / 感染症 |
研究成果の概要 |
レギュラーランダムグラフ上でSWIR感染モデルの有限シード(初期感染者)比率からの振る舞いをAME(近似マスター方程式)の数値解析から分析し二つの臨界感染率の存在を明らかにした。また,レギュラーランダムとスケールフリーネットワーク上のSIR感染モデルに隔離対策を導入したモデルを提示し,ランダムワクチン対策に対する優位性を解明した。さらにSISモデルの拡張であるSWIS,SWSIS両モデルを統一的に取り扱い,有限シード比率を変化させて現れる連続相転移と不連続相転移のメカニズムを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ネットワーク上の感染症ダイナミクス解析手法であるAMEの拡張と様々なモデル計算においてその相転移メカニズムの解明に資する手法の有効性が明らかになり,より正確な感染症ダイナミクスの把握や効果的な隔離対策の有用性を示す解析・研究につながることが期待され,昨今の新型コロナウィルス対策のための数理モデルに対する知見となりうる成果である。合わせて非平衡統計物理学へのフィードバックとして手法の応用を考えることも可能となる。
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