研究課題/領域番号 |
16K05533
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
固体地球惑星物理学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
一瀬 建日 東京大学, 地震研究所, 助教 (60359180)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | 海洋プレート構造 / 海洋マントル構造 / 地球・惑星内部構造 / 表面波トモグラフィー / 方位異方性構造 / プレート運動 |
研究成果の概要 |
太平洋域の陸上地震観測点および海底広帯域地震計で記録された地震波形データを解析し,太平洋域の上部マントルS波速度構造を推定した.このうちS波速度の方位異方性構造は深部では現在のプレート運動方向と調和的であったが,過去のプレート運動方向を保持していると推定される浅部の構造は複雑であった.方位異方性構造から過去のプレート運動方向を推定するために解析海域の中でプレート成長からずれた異常な地域を除く必要が生じた.そこで得られた速度構造と海洋マントルの温度構造を組み合わせた解析を行い,プレート成長モデルで説明できない異常地域を明らかにした.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
太平洋地域の上部マントル地震波速度構造はこれまで陸上定常地震観測網のみから推定されており,推定された構造の空間解像度に限界があった.本研究は陸上観測網に加え,日本・アメリカの研究グループにより実施された臨時海底広帯域地震観測記録を用いて太平洋の海洋プレート構造を解析した最初の研究である.またプレート成長モデルで説明できない領域の解明は地球成長史の解明に寄与する知見である.
|