研究課題/領域番号 |
16K05556
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
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研究機関 | 気象庁気象研究所 |
研究代表者 |
沢田 雅洋 気象庁気象研究所, 台風・災害気象研究部, 併任(第一研究室) (90466524)
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研究分担者 |
伊藤 耕介 琉球大学, 理学部, 准教授 (10634123)
山口 宗彦 気象庁気象研究所, 応用気象研究部, 主任研究官 (80595405)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 台風 / 数値モデル / 自然災害 |
研究成果の概要 |
台風強度予報における複数のモデルの強みと弱みについてまとめた。共通課題は、どのモデルも急激な強度変化をする事例は強度予報誤差が大きいことである。それぞれのモデルの特徴は、統計力学モデルは平均的な台風強度予報誤差が最も小さい、簡易力学モデルは強度予報誤差が大きいが急激な発達を表現するポテンシャルを持つ、数値予報モデルは上陸時や再発達する台風強度の時間変化傾向を捉えることが分かった。 大気追跡風を利用して数値予報モデルの初期値を修正し、台風の強度予報の更なる改善を試みた。この結果、台風の発達の遅れを軽減できたが、その発達の遅れは残ったままであった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通じて台風強度予報における複数のモデルの強みと弱みを把握することができ、それらを台風強度予報で利用する際の指針が得られた。ここで得られた成果の一部は、気象庁における台風強度予報の5日先までへの延長に貢献した。これにより台風に伴う大雨や強風などの情報をこれまでより早い段階から提供することにより、防災関係機関などの対応より効果的に支援することが可能と期待される。
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