研究課題/領域番号 |
16K05559
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
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研究機関 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 |
研究代表者 |
馬場 雄也 国立研究開発法人海洋研究開発機構, アプリケーションラボ, 研究員 (60512861)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 積雲対流 / 大気大循環モデル / 気候値 / 季節内変動 / 統計的雲構造 / 雲解像モデル / 気象学 |
研究成果の概要 |
統計的雲構造の解析に基づいて大気大循環モデルの心臓部である積雲対流モデルの構築を行った。従来の積雲対流モデルは経験的な方法でモデル化が行われていたが、本研究では計算格子では解像できない雲構造をうまく表現することに着眼点を置き、詳細な雲構造の解析に基づくモデリングを行った点で従来のモデリングとは異なる。新しいモデルを用いた過去再現実験を実施し、従来のモデルに比べて、大気モデルで再現される気候場と大気の変動が、より良く再現できることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大気モデルは将来気候を予測する気候モデルにとって重要なモデル要素であり、その中でも積雲対流モデルは全地球規模で大気大循環を支配する、大気モデルの心臓部とも呼ぶべき最重要モデルである。従来は経験的なモデリング手法に基づいていたため、モデルが内包する不確実性を把握することは困難で、物理性能を向上させることも困難であったが、本研究では解像できない雲構造をより正確に表現することに着眼点を置いて、性能向上に成功した。性能向上を実現したモデルは将来予測に役立つだけでなく、モデリングの手法も今後のモデル開発の方法として役立つことが期待される。
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