研究課題/領域番号 |
16K05567
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
超高層物理学
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
三澤 浩昭 東北大学, 理学研究科, 准教授 (90219618)
|
研究分担者 |
土屋 史紀 東北大学, 理学研究科, 助教 (10302077)
加藤 雄人 東北大学, 理学研究科, 教授 (60378982)
|
研究協力者 |
水口 岳宏
関戸 衛
川合 栄治
北 元
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 木星 / 放射線帯 / 短期変動 / 磁気圏 / 高エネルギー粒子 / シンクトロン電波 / 電波観測 / シンクロトロン電波 |
研究成果の概要 |
木星放射線帯の高エネルギー電子から放射されるシンクロトロン電波(JSR)の観測から、その強度が1日で10%以上変化し 、概して数日スケールで繰り返し起こる「極短期変動現象」が存在することが示されてきた。これは木星放射線帯に、その過程が未知の変動が生じている可能性を示している。本研究は、JSR観測による極短期現象の出現探査と、科学衛星・探査機の観測データの解析に基づく木星磁気圏状態の探査に基づき、極短期変動現象の起源の究明を目的に実施された。この結果、極短期変動現象は、木星の磁気圏尾部で発生する磁気再結合現象と高い相関があり、磁気圏の大規模な変動が最内部に及んでいる可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地球や木星等の固有磁場を持つ惑星には磁気圏が存在し、その最内部には人類の宇宙活動に危険なレベルの多量の高エネルギー粒子が存在する放射線帯があることが知られるが、この高エネルギー粒子の詳細な変動特性・起源は未解明である。木星の放射線帯粒子は太陽系惑星の中で最大のフラックスとエネルギーレベルにあり、地球と共に、観測に基づく探査が行い易い対象であるとともに、その探究は、地球との相互比較により、惑星放射線帯の変動特性・起源の理解がより進展することが期待される。また、特に放射線帯粒子の変動特性の理解は、今後更に拡大する人類の安全・安定な宇宙活動の支援にも貢献が期待される。
|