研究課題
基盤研究(C)
付加体は、日本の地質体の中で最も重要な構成要素の一つである。非変成の付加体として大きなものは、ペルム紀付加体、ジュラ紀付加体、白亜紀-古第三紀付加体がある。これらの付加体がなぜ形成され、それ以外の時代になぜ形成されなかったのかは、長い間謎であった。本研究において、古-中生代の地層中に含まれる砕屑性ジルコンの年代値の検討によって、マグマ活動の消長と付加体形成のリンクが明らかになった。また、付加体終焉の鍵となった巨大海底火山の衝突のプロセスも本研究によって解明された。
近年、日本各地でジオパーク活動が広がりを見せ、ブラタモリなどの人気番組でも取り上げられるなど、一般の人々にとっても地質学は身近なものになりつつある。付加体は日本各地に分布し、各地の重要な基盤岩となっている。本研究では、付加体の形成過程について最新の知識を公表し、一般市民に対しても分かりやすく発信し、ジオパーク観光などで、付加体の正しい知識を身につけ、日本の地質の深淵に触れることを可能にした。
すべて 2022 2021 2020 2019 2018 2017 2016 その他
すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 2件、 査読あり 8件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (17件) (うち国際学会 7件、 招待講演 1件) 図書 (3件)
地質科学
巻: 56 ページ: 395-429
Gondwana Research
巻: - ページ: 90-100
10.1016/j.gr.2019.03.006
Geological Magazine
巻: - 号: 1 ページ: 13-29
10.1017/s0016756818000742
Hellion
巻: - 号: 12 ページ: e01084-e01084
10.1016/j.heliyon.2018.e01084
Journal of Asian Earth Sciences
巻: 138 ページ: 72-91
10.1016/j.jseaes.2017.02.005
巻: 44 ページ: 54-66
10.1016/j.gr.2016.12.003
地質学雑誌
巻: 122 号: 12 ページ: 659-664
10.5575/geosoc.2016.0046
130005439760
第12回放散虫研究集会論文集
巻: 16 ページ: 25-40