研究課題/領域番号 |
16K05596
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
層位・古生物学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
石田 直人 鳥取大学, 工学研究科, 助教 (20534746)
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研究協力者 |
岸本 直子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 放散虫化石 / X線マイクロCT / 3次元イメージング技術 / 古生物学的記載 / 放散虫 / 3Dスキャン技術 / X線マイクロCT / 3Dスキャン技術 / 層位・古生物学 / 3Dスキャン |
研究成果の概要 |
放散虫(ポリキスティナ)は古環境解析や生層序学的に重要であり,殻形質の記載は光学顕微鏡や走査型電子顕微鏡が使われてきた.高解像型X線マイクロCTによるスキャン技術の放散虫記載ツールとしての有用性に着目し,分類形質を3次元で描写する,第3の記載手段とすることを目的とした.その結果,解像度はナノメートルオーダーに達し,放散虫殻の全形質を描写可能となった.球状ナセラリアでの検討では,非破壊で球状殻内部のinitial spiculeを初めて記録した.これらの成果は国際放散虫研究集会の特設ブースで紹介し,国内外の専門家から大きな反響を得た.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地球史を解明する重要なツールである放散虫化石に対し,高解像型X線マイクロCTによる3Dイメージング技術を古生物学的記載手段とした.本研究で達成した解像度はナノメートルオーダーであり,放散虫の全形質を記録できる.これまで放散虫の観察は光学顕微鏡や走査型電子顕微鏡が使われてきたが,X線マイクロCTは第3の記載ツールとして確立され,専門家からもその有用性を称賛されている.
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