研究課題/領域番号 |
16K05606
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
岩石・鉱物・鉱床学
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研究機関 | 広島大学 (2018) 京都大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
芳川 雅子 広島大学, 理学研究科, 研究員 (00378605)
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研究分担者 |
Python Marie 北海道大学, 理学研究院, 助教 (30533278)
田村 明弘 金沢大学, 地球社会基盤学系, 博士研究員 (80401884)
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研究協力者 |
荒井 章司
柴田 知之
Mohamed Khedr Zaki
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | オフィオライト / 基底部かんらん岩 / メタモルフィックソール / 微量元素組成 / Sr-Nd同位体比 / 上部マントル / 沈み込み帯 / かんらん岩 / 沈み込み帯マントル / 交代作用 / オマーンオフィオライト / 沈み込みたいマントル / スラブ由来成分 / 初期島弧 |
研究成果の概要 |
本研究はオマーンオフィオライトの基底部かんらん岩とその下位の変成岩から、沈み込むスラブによる上部マントルの化学組成変化を直接観察する事を目的として行った。中部Saramiブロックの基底部かんらん岩と中部Hiltiブロックのハルツバージャイト中の単斜輝石から新たにSr-Nd同位体比と微量元素組成分析を行った。その結果、(1)北部・中部ブロックの基底部かんらん岩は溶け残りかんらん岩であり、沈み込むスラブ由来の成分の影響が認められること、(2)南部の基底部かんらん岩や中部のハルツバージャイトはメルトーかんらん岩反応で生じ、反応に関わったメルトは中央海嶺玄武岩と類似した組成を持つこと、などが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
岩石やその構成鉱物の微量元素・Sr-Nd 同位体組成は、一般に、分化過程や混合過程などのプロセスやそれらが起こった場や年代、起源物質についてより詳細な情報を与えている。しかしオフィオライトを構成するかんらん岩のデータの蓄積は非常に遅れていた。本研究では、変質に強く目的元素が濃集する単斜輝石の微量元素・Sr-Nd 同位体組成を測定した。その結果、南部と北部ブロックの基底部かんらん岩で観察される組成差は、北部ブロックでの沈み込んだスラブ由来成分の付加と南部ブロックの中央海嶺玄武岩と類似するメルトの流入で説明できることが明らかとなり、海洋でのメルト形成過程解明に貢献できた。
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