研究課題/領域番号 |
16K05613
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
岩石・鉱物・鉱床学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
奥平 敬元 大阪市立大学, 大学院理学研究科, 教授 (20295679)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 延性剪断帯 / 下部地殻 / 破壊 / 地震発生領域 / 変形機構 / 斜長石 / 内陸地震 / 結晶方位解析 / 地殻強度 / 細粒化過程 / クリープ変形 / マイロナイト / 粒径依存クリープ / 吸水変成反応 / 歪み軟化 / 粒径依存型クリープ / 動的再結晶 / 下部地殻レオロジー / 変成岩 / 地殻流体 |
研究成果の概要 |
地震発生領域直下の下部地殻における延性剪断帯の発生・発達過程は,内陸地震の発生において本質的に重要である.本研究では,天然の変形岩試料の解析を通して,下部地殻上部での延性剪断帯の発生・発達過程の解明を目的とした.下部地殻条件で形成された延性剪断帯が卓越するノルウェー北部ロフォーテン諸島・ベステローデン諸島において地質調査と変形岩試料の採取を行い,採取された変形岩(主に斜長岩マイロナイト)に対して,SEM-EDS,WDS,EBSDなどを用いた構造地質学的・岩石学的解析を行った.その結果,下部地殻の延性剪断帯の発生・発達過程においては,動的破壊が重要であることが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地震発生帯直下の下部地殻が局所的に延性変形すれば,その直上の断層に応力が集中することが期待されるため,地震発生帯直下の下部地殻延性剪断帯の発生・発達過程は,内陸地震の発生において重要である.本研究では,下部地殻剪断帯を詳細に観察できるノルウェー北部ベステローデン諸島において地質調査を行い,採取された変形岩を解析し,動的破壊が下部地殻の延性剪断帯の発生・発達過程において重要であることを明らかにした.
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