研究課題/領域番号 |
16K05646
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
大鳥 範和 新潟大学, 自然科学系, 教授 (20272859)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 液体 / 溶液 / 輸送係数 / 自己拡散係数 / 粘性率 / Stokes-Einsteinの関係 / 分子動力学法 / 分子動力学計算 / ストークス-アインシュタインの関係 / 多原子分子 / 溶融塩 / 希ガス / フラーレン |
研究成果の概要 |
Stokes-Einsteinの関係式などの輸送係数間の関係も含めた、輸送現象の包括的な記述と理解を目的として、希ガス液体で成功した定式化の手法を、低密度極限から超臨界状態を経て過冷却状態、窒素や直鎖アルカン分子などの純液体状態から溶液状態、などの多用な液体とその状態に適用し、自己拡散係数、粘性率、熱伝導率、イオン伝導率などの輸送係数を、温度、数密度、充填率などそれぞれに必要十分な変数を用いて分子動力学法による定式化を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
輸送現象は、液体・溶液の物理化学の大課題の一つである。個々の輸送係数はすでに膨大な物質群について実験値が蓄積されているものの、これを表現する理論式あるいは経験式は、ある種の液体、限られた状態、あるいは特定の輸送係数、のようにその適用範囲や議論の対象が限定され、結果、断片的な知見として散在し、包括的な理解にはほど遠いのが現状であった。本研究によって、一連の輸送係数を表すことのできる共通の変数を提案し、定式化を行って包括的な議論と理解を可能にすることができた。
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