研究課題/領域番号 |
16K05651
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
勝木 明夫 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 教授 (70283223)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 磁場効果 / 磁気配向 / 固液界面 |
研究成果の概要 |
芳香環をもつ有機分子の磁気配向について検討を行ってきた.多環芳香族化合物であ るコロネンは針状結晶をつくり,磁化率の異方性に従って磁場印加方向に対して垂直に磁場配向を示すことが報告されている.この針状結晶について、磁場配向の程度を様々な大きさの結晶について検討を行った.マイクロメートルオーダーの結晶を作成して偏光顕微鏡を用いた解析において,5 Tの磁場強度で,300マイクロメートル以上の長さを持つ針状結晶が配向を示していることがわかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
晶析は物質の単離方法と基本的なもので,様々な分野で利用されているが,その原理については,まだ不明な点が多い.特に結晶成長の制御は,結晶核生成の段階について多形の結晶が生成する過程および原因,結晶配向が起こる過程等について不明な点が多かった.本研究では,有機化合物の結晶成長過程で磁場印加による結晶成長の制御を試みた.多環芳香族化合物の結晶について,磁場配向が起こり始める大きさ(臨界長)の見積もりを行った.
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