研究課題/領域番号 |
16K05660
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
本田 宏明 九州大学, システム情報科学研究院, 学術研究員 (80404044)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 学習用プログラム / 量子化学計算プログラム / プロトタイピング環境 / 高性能計算 / スクリプト言語 / 学習向け分子軌道法プログラム / プロトタイピング向け分子軌道法プログラム / 分子積分 / CSFベースハミルトニアンエネルギー表式 / 量子化学 / 情報科学 / 計算科学 / プログラム開発 |
研究実績の概要 |
本研究では、量子化学計算プログラムのアルゴリズムや具体的な実装方法の学習を容易にするためかつ、実装のプロトタイピングにも利用可能な、スクリプト言語を利用した電子構造計算のプロトタイピング環境の研究開発を実施した。スクリプト言語としてRubyを利用した。一般にスクリプト言語実装ではネイティブコードに比較して実行時間が増加するが、分子積分ならびに線形ライブラリのネイティブコード実装を利用することで解決した。実行時間については、13000次元程度のCI計算で 10 分程度と、学習用には十分な実行時間といえる。また、実装が複雑な CASSCF の CSF ベース実装について、コメント部分を除き1000行強程度と非常に見通しの良い実装となった。開発したプログラムについて国内で5回の講習会を実施した。その際には参加者からフィードバックを受け、入力方法やコメントの作成等コードをより理解しやすいものとし、オープンソースリポジトリに公開することで、普及に努めた。
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