研究課題/領域番号 |
16K05673
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
御園 雅俊 福岡大学, 理学部, 教授 (40314471)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 高分解能レーザー分光学 / 分子スペクトル / 光周波数コム / 高分解能レーザー分光 / 高分解能分光 / Erファイバー |
研究成果の概要 |
Erドープファイバー光周波数コムの製作および周波数安定化を行った。GPS衛星に搭載されたセシウム原子時計からの基準信号を利用し、光周波数コムのモード間隔およびオフセット周波数を安定化した。制御システムを調整することによって、終日連続運転を可能にした。 この光周波数コムを基準として、単一モードTi:Sapphireレーザーの周波数を精密に制御した。この光源システムと超音速分子線分光装置を利用した高分解能分光システムを開発した。 このレーザー光を利用して1,2-ベンズアントラセン9-メチルアントラセン等の多環芳香族化合物の超音速分子線を利用した高分解能分光測定を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で製作したErドープファイバー光周波数コムと単一モードレーザーを組み合わせたレーザーシステムにより、周波数が安定なレーザー光を広い波長域にわたって得ることに成功した。さらに、このレーザーシステムと超音速分子線分光装置を利用した高分解能分光システムによって、環境関連物質や生体分子など、分子科学が関連する様々な分野の分光学的研究が加速することが期待できる。
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