研究課題/領域番号 |
16K05677
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
Fedorov Dmitri 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 主任研究員 (60357879)
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研究分担者 |
西本 佳央 京都大学, 福井謙一記念研究センター, 特定助教 (20756811)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 電子状態 / 大規模計算 / 量子化学計算 / 理論開発 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、これまで我々のグループで開発してきたFMO-DFTB法と呼ぶ手法を基にして、溶液内化学反応計算とアモルファス材料の大規模量子化学計算を可能にした。これにより、溶液中のたんぱく質の構造最適化を実現し、創薬・生体分野への応用が可能となった。また、120万原子以上の無機材料の分子動力学シミュレーションを可能にした。さらに、巨大分子系内での相互作用解析手法を開発し、分子内・分子間結合を分かり易く記述できるようになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題により、大規模なたんぱく質や無機材料の量子化学計算・分子動力学シミュレーションが可能となった。従来の古典力学を基にしたシミュレーションよりも高い精度が期待できるため、創薬分野におけるたんぱく質と基質間の相互作用計算や、新規あるいは未知の材料の物性計算に応用可能であると考えている。また、本研究課題で得られた成果の多くはGAMESS-USという量子化学計算パッケージにて公開されており、一般の方でも無料で利用することが可能である。
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