研究課題/領域番号 |
16K05678
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 株式会社コンポン研究所 |
研究代表者 |
江頭 和宏 株式会社コンポン研究所, 研究部, 研究員 (10557747)
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連携研究者 |
赤木 浩 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 関西光科学研究所・光量子科学研究部, 主幹研究員 (70354818)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 幾何構造 / 等核二原子分子 / クーロン爆発 / 等核二原子分子イオン / 物理化学 / 構造化学 / 対称性 |
研究成果の概要 |
等核二原子分子は高い対称性のため振動遷移や回転遷移が禁制で、標準的な実験手法による結合長の測定が困難である。このような「単純」な化学種の幾何構造の決定を目的として、試料の価電子を超短パルス・高強度レーザーで剥ぎ取り、多価イオンとなった解離片がクーロン反発で飛び去る(クーロン爆発)ときの飛行時間差から構造を決定するという原理に基づく実験法の開発を行った。超短パルス・高強度レーザーを有する外部研究機関へ搬送可能な実験装置を設計・製作した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2個の同種の原子から成る等核二原子分子は、最も「単純」な分子であるが、単純であるからこそ量子力学上の制約も多く、結合長のような最も基本的な分光定数の測定は却って困難である。本研究で提案した手法はそのような対象の構造決定に応用できる。更に、対称性が高い「単純」な化学種とは等核二原子分子やそのイオンに限らない。クーロン爆発法は原理的な制約が少なく汎用性が高いため、従来の手法では構造決定が困難な、高い対称性を有する化学種の構造決定に威力を発揮する。
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