研究課題/領域番号 |
16K05683
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
一戸 雅聡 筑波大学, 数理物質系, 准教授 (90271858)
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研究協力者 |
関口 章
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 高周期典型元素化合物 / 有機ケイ素化合物 / 常磁性化学種 / 常磁性化合物 / アニオンラジカル / ジシレン / ケイ素ラジカル / イオンラジカル / オリゴラジカル / σ共役系 / オリゴシラン / 典型元素化学 / 構造有機化学 |
研究成果の概要 |
ケイ素原子上に不対電子(スピン)を有するケイ素ラジカル種に関して二つの観点で研究を行った。ケイ素-ケイ素単結合で繋がったオリゴシラン鎖(ケイ素原子数2-4)で二つのケイ素ラジカル部位を連結したジ(シリルラジカル)種は、いずれも基底3重項状態であるが、オリゴシラン鎖のケイ素原子数が増えるに従って不対電子間の相互作用が小さくなることを明らかにした。また、トリアルキルシリル基とアルキル基で非対称に置換されたケイ素=ケイ素二重結合化合物のアニオンラジカル種の構造、電荷とスピンの分布について検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
炭素の化学はいわゆる有機化学として体系化され、よく理解されてきた。一方で、典型元素と呼ばれる元素群は一般に同族元素でよく似た性質を示す事が知られている一方で、有機化合物の中心的元素である炭素、窒素、酸素などの第2周期元素と、第3周期以降の重い元素では異なる性質を示すことも見出されている。炭素の化学、すなわち有機化学をより深く理解するためには、第3周期以降の重い元素の化合物の化学との比較元素論的研究も重要である。本研究における炭素と同族元素でより重いケイ素やゲルマニウムなどを骨格とする高周期14族元素化合物の合成法の開発、構造化学的。反応化学的研究を行うことの学術的意義は十分に高いと考えている。
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