研究課題/領域番号 |
16K05684
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 富山県立大学 (2017-2018) 筑波大学 (2016) |
研究代表者 |
山村 正樹 富山県立大学, 工学部, 准教授 (40524426)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | リン原子 / 蛍光 / 励起状態ダイナミクス / 有機典型元素化合物 / 分子認識 / 発光 / ホストゲスト化学 / 共役系 / 曲面分子 |
研究成果の概要 |
リン原子を2つ有する屈曲型分子は2つのリン原子の立体により、syn体とanti体が存在する。syn体の蛍光はanti体に比べて50 nm長波長に観測された。また、syn体はanti体に比べて高い蛍光量子収率を示し、anti体は三重項への項間交差効率が高い。このような蛍光特性の違いは、これらの化合物のLUMOがベンゼンのπ*軌道とP=O結合のσ*軌道からなるσ-π共役をもった軌道であり、励起状態ではσ-π共役をより効果的にしようとして屈曲型分子の構造緩和が起こるためと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リン原子をπ共役系に組み込むことで様々な発光有機材料が開発されてきた。その多くは、リン原子とπ共役系とが効果的に共役するためか、剛直な構造を持ったものであった。本研究で用いた屈曲型分子は適度な柔軟性を有するため、光励起により構造変化を起こし、それが蛍光特性の変化として観測された。このような分子は、様々な外部の刺激に応答して蛍光変化を示すセンサーとしての応用が期待される。
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