研究課題/領域番号 |
16K05690
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
岩本 啓 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (80304393)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | カテナン / ライブラリー / フルオラスタグ / オレフィンメタセシス / 機能化 |
研究成果の概要 |
オレフィンメタセシス反応、末端アルキンのカップリング反応、およびアルキンとアジドのHusigen反応を用いてカテナンの合成を行った。得られたカテナンの窒素原子にフルオラスタグを導入するための条件検討を行い、トリフルオロメタンスルホニル基、ペンタフルオロベンゼンスルホニル基が良好な収率で導入できることが明らかとなった。スルホニル基の導入により、カテナンを構成する環状分子同士の回転運動が妨げられ、トポロジカル異性体が発現することが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
3個以上の環状分子が連結した高次カテナンは、複数の外部刺激に応じて多段階で応答する高次複合刺激応答分子システムや、複数の相互作用部位を集約的に配置した特異的分子認識システムの構築が期待できる。本研究では、高次カテナンの合成法を確立し、高次カテナンの分離精製の足がかりとなるフルオラスタグの導入に成功した。これらの成果は今後、カテナンライブラリーの構築、そして、カテナンの新規機能性材料、ナノ分子デバイス、ナノ分子スイッチへの応用展開が期待できる。
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