研究課題/領域番号 |
16K05699
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
五島 健太 九州大学, 先導物質化学研究所, 助教 (30380538)
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研究協力者 |
中村 敏和
浅田 瑞枝
出田 圭子
松本 泰昌
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 光化学反応 / 光メカニカル効果 / パイ電子系化合物 / 結晶構造 / アクチュエータ / 芳香族イミド / ナフタレンイミド / 芳香族化合物 / ナフタレンジイミド / 有機化学 / 光物性 / メゾスコピック系 / 自己組織化 / 超分子化学 |
研究成果の概要 |
『光化学反応によりラジカルを発生するπ電子系化合物の機械的応答』に位置づけられる本申請課題において, 1) 芳香族イミドの側鎖アルキルアミノ部位の炭素鎖長依存と分子充填の効果, 2) 分子配列の制御による巨視的応答性の制御, 3) 巨視的応答性の評価方法の開発を行なった. 側鎖の伸長により, 高次構造体の構造変調の明確な規則性はないものの緩やかな充填傾向にあるということが分かった. 結晶の構造相転移における構造と光応答について精査した. 分子配列の変換により巨視的な光応答性の制御が可能であることが分かった. この巨視的な光応答はラジカルアニオンの緩和と関連付けられることを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
光エネルギーを与えることで機械的な仕事をする結晶・物質の開発を行なった. 結晶の構成要素は同じであっても, 結晶内での分子配列を変えることで, 光応答性を制御できることが明らかとなった. 光照射前後の化学種間の緩和過程は機械的応答を評価するのに重要な因子であることが分かり, 我々の機械応答に対する評価法が, 結晶の巨視的応答と分子レベルのシグナルとの結びつけを理解する助けになると考えられる.
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