研究課題/領域番号 |
16K05715
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
金井塚 勝彦 山形大学, 理学部, 教授 (50457438)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 界面 / 近赤外 / 機能性分子 / 金属錯体 / 光電流 / 結晶 / 配向 / 分子積層 / フタロシアニン / 分子デバイス / 集積 / 電極 / ナフタロシアニン / 界面化学 / 自己組織化 / 電子移動 / 再生可能エネルギー / ナノ材料 / エピタキシャル |
研究成果の概要 |
本プロジェクトでは、申請者らがこれまでに報告してきた可視光に吸収をもつ界面分子エピタキシャルデバイスの構築技術を基盤として、研究開発の進んでいない近赤外に吸収をもつ分子デバイス構築のための分子技術を確立することを目的として研究を遂行した。本研究では、可視光領域に強い吸収をもつ平面性フタロシアニン誘導体に着目し、そのフタロシアニンが基板上で相互作用を発現しながら積層することで、積層の度合いに応じて、近赤外領域に吸収帯が大きく動くことを見出した。作製したデバイスは近赤外光照射により電流を発生することも明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,配向を制御した拡張π共役分子のボトムアッププロセスにより,既存の可視光吸収分子同士の電子的相互作用を強く発現できるため,近赤外領域までの吸収帯大幅シフトが期待できる.さらに,配向制御された分子デバイスは高効率な電子・ホール移動も期待できる.そのため,本技術の確立により,簡便かつ再現良く,安定かつ高効率で発電するシースルー太陽電池創出に繋げ,エネルギー問題解決に貢献する産業基盤技術へと発展させたい.
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