研究課題/領域番号 |
16K05719
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
西本 能弘 大阪大学, 工学研究科, 助教 (30550115)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 触媒開発 / 有機合成反応 / ルイス酸触媒 / 有機金属化合物 / アルミニウム / 有機化学 |
研究成果の概要 |
オキサゾリン部位からの分子内配位安定化とルイス酸制御が可能であるPheox-およびPhebox-Al錯体の合成と触媒への応用を行った。合成したアルミニウム錯体はルイス酸性を炭素配位子によって、調整することが可能であった。また、カウンターアニオンの交換によりさらに高いルイス酸性の発現にも成功した。合成したアルミニウム錯体を触媒反応へと適用したところ、アルデヒドのヒドロホウ素化反応において高い活性を示し、典型的な塩化アルミニウムなどよりも高活性な触媒として機能したことは特筆すべき点であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
金属触媒は現代の化学において、重要な役割を担っている。遷移金属触媒は多機能および高活性金属錯体が多く開発されており、医薬品、機能性高分子、有機電子材料などの精密化成品の合成に欠かせない存在である。しかし、遷移金属の多くは希少で、資源の枯渇が危惧されている。一方で、典型金属は豊富で安価であるために、遷移金属触媒の代わりに典型金属触媒を利用できれば、元素戦略の観点からもその意義は大きい。
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