研究課題/領域番号 |
16K05741
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能物性化学
|
研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
堀内 宏明 群馬大学, 大学院理工学府, 准教授 (00334136)
|
研究分担者 |
奥津 哲夫 群馬大学, 大学院理工学府, 教授 (20261860)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 光線力学療法 / 一重項酸素 / 光増感剤 / 超音波 / 活性制御 / ON/OFFスイッチング / 会合体 / 自己消光 / 光線力学的療法 |
研究成果の概要 |
光線力学療法は、非侵襲的ながん治療法である。しかし正常組織への光増感剤の分布をゼロにすることは難しく、正常組織でも蛍光灯などの光により副作用が生じる問題がある。本課題ではこれを解決するために、薬剤である光増感剤にON/OFFスイッチング機構を導入し、正常組織では機能せず、がん組織でのみ機能する薬剤の開発を目指す。また、ON/OFFスイッチングは超音波によって引き起こすことを目的とする。具体的には光増感剤の会合体を作製し、分子内自己消光によってOFF状態とする。これに超音波照射を行うことで、会合体から単量体に変換することにより、ON状態にスイッチングする系の創生を目的とする。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在の主力のガン治療法は強力である反面、副作用も大きく、患者の生活の質の改善は重要である。光と薬剤を組み合わせた光線力学療法は非侵襲的なガン治療法として期待されているものの、明所においては副作用が生じ、患者は治療後に暗所で長期間過ごす必要があるなどの問題を抱えている。本課題では光線力学療法の非侵襲性を飛躍的に向上させることを目指しており、将来的に本課題のメカニズムを導入できれば、日帰り治療が可能な、手軽なガン治療法として普及できる可能性を有する。
|