研究課題/領域番号 |
16K05743
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能物性化学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
務台 俊樹 東京大学, 生産技術研究所, 助教 (80313112)
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研究分担者 |
重光 保博 長崎大学, 工学研究科, 教授 (50432969)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 蛍光 / 結晶工学 / ナノ構造 / ESIPT / プロトン移動 / イミダゾピリジン / 固体発光材料 / 固体発光 / 水素結合 / 結晶多形 / ESIPT蛍光 / 有機結晶 / 結晶構造 / 蛍光発光 / 計算化学 / 光物性 / 有機化学 |
研究成果の概要 |
「集積構造依存型発光 (PDL)」は、分子の化学構造はそのままで分子集積構造に依存して固体発光特性を制御できるとして注目されるが、詳細な機構解明は道半ばである。本課題では、まずPDLの機構解明に適する「同一の」発光ユニットを有する化合物群を作成した。さらにフェムト秒過渡吸収測定と計算化学から、PDLを示す結晶では発光種が2分子からなる複合体であることを強く示唆する結果が得られ、この複合体の構造の違いがPDLを発現する要因であると結論づけた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
固体有機発光材料は身近な材料であり、発光色など各種物性は合成化学的に分子構造を変えることで制御されている。近年、合成化学の技術によらず有機分子の「集まり方」を変えることで発光特性を制御できる、という研究成果が世界各地から報告されているが、その発光機構の詳細はいまだ明らかではない。 本研究は、機構解明に向けた適切な分子群を提供することができたことが第一の成果で、さらに、この発光機構を分子レベルで明らかにする重要な手がかりとなる成果を得ることに成功した。
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