研究課題/領域番号 |
16K05753
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能物性化学
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
白上 努 宮崎大学, 工学部, 教授 (60235744)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | イオン液体 / 発光材料 / センサー / 外部刺激 / 有機高分子 / 学部刺激 |
研究成果の概要 |
発光性イオン液体(CP-IL)を含む有機高分子複合体において、伸縮運動のような機械的刺激および交流電場のような電気的刺激に応答してCP-ILの発光強度が増強することを明らかにした。これらの発光増強現象は、外部刺激(熱、伸縮運動、交流電場)によってCP-ILが高分子鎖のセグメント運動と協同して移動することで形成される発光会合体の数の増加によることを明らかし、高分子鎖運動と発光増強効果との相関性を一般化することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで発光性イオン液体(CP-IL)の会合体が発光種となることを明らかにしてきた。本研究では、CP-ILを有機高分子内に分散させ、外部刺激(熱、伸縮運動、交流電場)によってCP-ILを移動させることで、発光会合体形成を促進させ、結果的に発光強度が増強するという機構を明らかにしたことは、学術的意義深い。またこの材料は、感熱センサーのみならず、圧力センサーへの応用も期待でき、発光で視認できる簡便なセンサー材料としての応用が期待できる点で社会的貢献も可能である。
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