研究課題/領域番号 |
16K05756
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能物性化学
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研究機関 | 城西大学 |
研究代表者 |
秋田 素子 城西大学, 理学部, 教授 (30370125)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 多孔性配位高分子 / 一次元fチャネル / 溶媒熱合成 / ポルフィリン / 包接体 / 水熱合成法 / ナノチャネル構造 / 配位高分子化合物 / テトラピリジルポルフィリン / 配位高分子 / 水熱合成 / 一次元チャネル / 水素結合 / 金属ポルフィリン / ホストゲスト化学 / 配位ナノ空間 / 一次元チャネル構造 |
研究成果の概要 |
トランス位に配位部位である4-ピリジル基を有するポルフィリン11種を合成し、遷移金属イオンとの溶媒熱合成を行うことにより、一次元細孔を有する多孔性配位高分子(PCP)11種類を得た。得られたPCPの一次元細孔内部には溶媒分子が一次元配列していることが単結晶X線構造解析により明らかになった。熱測定により合成したPCPの骨格が350 ℃まで安定に存在すること、空孔内部には水分子が可逆的に吸脱着し、その吸脱着挙動が一次元細孔内部の環境により異なることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
トランス位に4-ピリジル基をもつテトラアリールポルフィリンの合理的かつ高収率な合成法を確立した。ポルフィリンは超分子構造体の構成要素として多用されている化合物群であることから、合成法の確立によりこの分野の発展に寄与できると考えられる。また、熱的に安定な多孔性配位高分子の空孔内部の環境を配位子の設計により変化させ、それにより異なる水分子の一次元配列および吸脱着挙動を実現したことから、新たな一次元性物質を合成するテンプレートとして利用できる可能性を見出した。
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