研究課題/領域番号 |
16K05762
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能物性化学
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研究機関 | 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群) |
研究代表者 |
梅村 泰史 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 応用科学群, 教授 (70531771)
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研究分担者 |
山岸 晧彦 東邦大学, 医学部, 非常勤研究生 (70001865)
宮内 良広 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 応用科学群, 准教授 (70467124)
平原 将也 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 応用科学群, 講師 (90609835)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | エレクトロスプレー法 / 水溶性タンパク / LB膜 / 粘土ナノシート / オクタデシルアンモニウムイオン / 噴射速度 / リゾチーム / オクタデシルアンモニウム / 有機/無機複合薄膜 / LB法 / エレクトロ・スプレー法 / 噴霧速度 / 両親媒性イオン / アルキルアンモニウムイオン / 薄膜形成メカニズム / 無機ナノシート / 水溶性両親媒性陽イオン / 水溶性両親媒性分子 / ラングミュア-ブロジェット(LB)法 / エレクトロ・スプレー(ES)法 / タンパク / 機能性超薄膜 |
研究成果の概要 |
両親媒性イオンを含む溶液を希薄な無機ナノシート分散液上に滴下すると、液面上で会合して複合単層膜が形成される。これまで溶液の滴下にはマイクロシリンジを用いて手で行っていたが、本研究ではエレクトロスプレー法により溶液を水面上に噴霧した。アルキルアンモニウムイオンの溶液を粘土分散液上に噴霧して形成された複合膜の性質は噴霧速度に大きく依存した。水に対する溶解度が大きいアミノ酸やタンパクの溶液を噴霧しても薄膜は形成されなかったが、リゾチームでは安定な複合膜が形成された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水に対してやや溶解する両親媒性イオンでも、無機ナノシート水分散液上に展開すると安定な単分子膜が形成されることは知られていた。本研究では両親媒性イオン溶液の展開にエレクトロスプレー法を初めて用いた結果、展開速度を定量的に評価することが可能となり、薄膜の性質が噴霧速度に大きく依存することが示された。マイクロシリンジを使って手で展開すると薄膜の性質に個人差が生じたが、今回の方法では個人差はない。すなわち、将来の産業化において、均一な品質の保持にも対応可能である。
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